機能的思考ルアーフィッシングのすすめ IN弁慶堀&サウナTOKYO

  • 2024.02.21 Wednesday
  • 00:31



2月4日

 

この季節の関東。移動時間、釣果と各地の釣り禁問題を考えれば行くべきは管釣り一択。

しかし釣りブームの昨今。朝霞ガーデンや王禅寺はオープンと同時に行かねば

釣り座確保困難なほど人が多いうえに釣れる魚の数は少ない。

しかも極端に繊細的方向に振った釣り方でなければボーズもあり得る。

何のルアーなら口を使わせられるか?ではなく、何のルアーなら効率的に狙えるか?

ファンクショナルなアプローチの実践によってそこそこ釣れる近場の釣り場。

 

となるとやはり弁慶堀である。

 

 

 

 

 

おまけに赤坂には最近評判のサウナ東京がある。

釣りで冷え切った体をサウナで癒すのがもちろん最高だが、休日夕方の人気サウナはおそらく大繁盛であろう。

好きなタイミングでサウナと水風呂に入れないことはストレスだし

 

チンコ丸出しメンズのサウナ室行列に加わるのは苦行でしかない。

癒しとは無縁の空間に落とす金など無い。

くしくもオレはこの日午前4時に目を覚ましてしまい、オナニーでもしようか悩んでいる所だ。

始発の地下鉄に乗り込めば赤坂に6時に着く。弁慶堀オープンは9時。

オレはサウナでは最短1時間あれば存分にトリップすることが可能である。

早朝サウナからの弁慶デカニジ釣りまくり計画がこの時決まった。

早速俺はベッドから飛び出してタックル準備を始め、徒歩で最寄駅に向かい始発電車に飛び乗った。

 

ちなみにオナニーもちゃんとした。

 

 

 

 

 

 

夜明けの赤坂。普段の俺とは無縁のハイランダーズシティ。

 

 

 

 

 

サウナTOKYO

 

昨年オープンした、やたら評判の良いサウナである。

雑居ビルに入っている昭和の場末感漂うサウナか

田舎の国道沿いにドカーン!チュドーン!と鎮座するスパもしくはスーパー銭湯

たいがいサウナ施設はこの二種に分けられるんだが

都会の真ん中の建物まるごとサウナというこの店構えからして新鮮だ。

 

 

 

中に入ると狭い空間の壁側に下駄箱。真ん中の番台的なカウンターにてバッカンを預かってもらい、中へと。

ロッカーの形的にバッカンは無理だが短いツーピースロッドくらいなら入るかな?

ミズクラゲの如く優雅に、チャバネゴキブリの如く素早くフルチンになりいざ!入浴!

 

 

一階に洗い場と大きな浴槽がひとつ。

二階へと上がれば大きなフロアの中にサウナ四室と狭いペンギンルーム。

キンキン水風呂、ほどほど水風呂、ぬるめバブル水風呂が完備。

 

めちゃくちゃ広いメインサウナはゆるいBGMとあやしい照明が独特。

BGMはあんなの辞めてmogwaiかシガーロスにでもした方が絶対いい。

雰囲気いいのに勿体ない。

 

瞑想サウナは仕切りがなされ、鬱蒼とした亜熱帯の森林を思わせる。

けど配管の関係かなんか臭うような…

 

湿気マックスの室内に風呂のある謎サウナは恐ろしいほどの短時間で身体が高温域に達する。

この湯船の中の何%がオッサン達から出された汗なのだろう。

水風呂の前に必ず掛け湯を!とか言うサウナマナーの意味とは?と考えざるを得ない空間だ。

 

昭和サウナは不人気なのでゆったり入れるが、極度に乾燥した空気の為

鼻呼吸は控えた方が良さそうだ。

 

 

ペンギンルームは定員2名というところ。素晴らしい無機質空間ながらここも若干臭う気がする。

 

 

そしてサウナトーキョー一番の売りは休憩室

ビーチチェアが死ぬほど並び、畳の上で横になれるエリアまである。

ここならクールダウン難民になる事はまず無いだろう。おまけにリストバンドでポカリ飲み放題の権利を得る事ができる。

 

神が創りたもうたととのい部屋と言っても過言では無い。

 

 

 

 

さすがに早朝で客が少なかったので自由自在に2時間、6ターンで過去に無いほど

 

バキバキにキマることができた。

 

 

 

着替えて少し横になろうかと地下の休憩室へ。

店員の若い兄ちゃんが無言でこちらをじーっと見てるので、えーと、何か?と聞くと

もうすぐ閉館なので、と一言。

ジロジロ見るくらいなら最初からそう言えばいいのに。最近の二十代くらいの人ってあんな感じの多くねえ?

あと一人で飯食いながらニヤニヤしてる奴とかやたら多いよな。なんなのあれ?などと考えながら

 

理屈っぽい39歳のおじさんはサウナ東京を後にした。

 

 

 

 

評価

俺史上最高のサウナであった。素敵過ぎる。

さすが、ちょっと割高なだけある。また行く。

 

 

 

 

 

 

 

弁慶堀

 

サウナから歩いて10分ほど。途中で我慢ならず富士そばに寄ってしまったので

オープンから20分ほどして受付到着となったが当然ボートは余っている。

前の週に良い釣りができたエリアは西側カーブのディープエリアのみ。

ここで粘ってスパンの短い回遊待ちが最も釣果に結びつくと踏んで即カーブ帯へ。

南側のウイードエリア切れ目から池の中央線付近に広がるディープエリアをとにかく長い距離

トレースできるようボートポジションを考えアンカーを降ろす。

 

 

シマノの遊び心溢れるパックロッド、トラスティック。

リールはヴァンフォード2000

 

 

pe0.6にフロロ1号の超ロングリーダー。シーガーエースが最近お気に入り。

リーダーは半端に長いのが最もトラブる。

一ヒロ、もしくは10m程度入れるのが良いと考えている。

遠投し、着底後暫く待ってフロロをきっちり沈める。

これにより軽いルアーでもボトムレンジキープのリトリーブが容易となる。

あとはルアーの重さをリトリーブスピード調整の要素と考えればシンプルな釣りが可能となる。

これぞファンクショナルアプローチフィッシング!

 

 

先週同様2.4gプリスプーンでは見事に反応なし。ひとつ重くしても同様。

細かいピッチのアクションでゆっくり巻くよりも

よく水を噛むゆっくりブリブリアクションを早いスピードで巻く方が有効な様子。

ディープカッパー、テッペンスプーン、カーディフスリムスイマーの3.5〜5gスプーンのローテーションを行うと

40cmの元気なレインボーが反応してくれた。

 

カーディフにて

 

 

ネイティブレインボー並みのローリングとジャンプを見せるこんな魚を狙えるこのドブはなんと貴重なことか!

 

 

僕ぅ、王禅寺でドナルドソン釣ったことあるからビッグレインボーはもう釣らなくても良いかなぁー、だの

北海道のネイティブレインボー釣ってる僕からしたらこんな養魚場育ちのレインボーなんてさぁー、やら

シャラップ!!テメーら自分が釣ったことない魚の価値を下げる事で自分の経験値の優位を保ちたいだけじゃないのか?

なぜ他者へのリスペクトの気持ちを持てないんだ?

Off the mouth for war だバカヤロー!!

(パンテラ)

 

俺?俺は全部釣った事あるから良いんだよ。経験者の言葉と未経験者の妄想を一緒にするなって。

釣りでも仕事でもろくでなしばかりがはびこるこの世への嫌悪をタバコで抑えつつ、飽きたら他のエリアを流す。

そしてラバージグをセットしたベイトタックルでキャス練して楽しむ。

フォアバック共にスキッピングがまあまあ良い感じで決まる。

フィッシュマンの5.10LHをプリスポーンシーズン開始までに我が身体に馴染ませるのが急務なのである。

それにも飽きたら他の舟の状況を見つつ再度カーブのディープエリアに陣取る。

45cmくらい。やっぱカーディフ5g。からし色。

 

 

14時過ぎ、東側のウイードエリアに入ると水深1m以下のエリアに見えマスが悠々と泳いでいる。

こいつらには全く違うアプローチが必要だろうと、表層をきっちりとウイードに臆せず通せるであろう

軽量スプーンやミノーをひたすら投げ倒す。しかしチェイスはあれどバイトは無し。

気づけば閉店時間も近づいていたため、サッと帰着し今日の釣りを終了した。

 

 

東のどん詰まり、ここもほどほど水深がありブレイクが明確である。

風向きによっちゃ炸裂するエリアと感じている。

ウイードの繁殖状況によるわけだが、今年は定期的に通って季節のフィールド状況を理解していくつもりである。

 

 

 

 

 

ウイードは小型生物のゆりかごとなる重要な存在だが、枯れてしまってはただ水質を悪くする有機物に過ぎない。

大自然は毎シーズンに起こる台風による増水で、繁殖し過ぎた水草を派手に間引きし、フィールドのコンディションを保っている。

しかし人間の作った溜池ではもちろんそのシステムは稼働しない。

そして自然河川においては堰堤の類の人工物がそれらを阻害する。

放任するなら徹底的に放任すべきだし、手を加えるならその害を緩和する為の手を別途加えるべきではないのか。

それも見栄えの良さではなく、あくまで合理的機能性を追求した手段でなくてはならないし

慎重に慎重を重ねた策をとらなければならない。

ウイード対策にソウギョ放流しちゃえ!なんてのはFucking shitの極み。

 

 

全てのテーマはファンクショナル。機能的に合理的に、なのである。たぶん。